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山留坂の花 - 記事一覧
http://blog.livedoor.jp/yamatomezaka/
発行日時
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2021/4/19 21:10
災いは突然やって来た。
1昨年、ハウスに取り付けた電子ブレーカー。メリットどころかデメリットしかないことが判明。同時期に取り付けた仲間のハウス農家5人で昨年裁判を起こしました。その考察。
その1 花農家Hの場合
いつも災いは突然やって来る。そして彼らも突然やって来た。
うだる様にあつかった7月も終わりの夕方。家に帰って作業場の片付けをしていると息子から電話が。
「電子ブレーカーの会社の人がハウスに来てるよ」
数年前にも一度、その手の営業が来たことがあった。同じ会社だろうか。取りあえずまたハウスに戻る。話も聞かず無下に断るのは主義に反する。今は違うが。
背の高い人のよさそうな男性が待っていた。今思うとアポインターとよばれる役はそういう感じの男を使うのだろう。年の頃は40ちょい上か。 工務店か電工店のような作業服。彼は名刺を差し出す。自己紹介のあと、会社の事、電子ブレーカーの仕組みメリットなどを話しだす。
「せっかくだけど、2~3年前にも電子ブレーカーの会社の営業マンがやってきて、ハウスを調べたあと設置するメリットはないと言って帰ったよ」と私。
「それも含めて調べさせて下さい。もしかしたら経費削減が出来るかも知れません。それに何も費用はかかりません。もし電子ブレーカーを設置したとしても、その費用は削減した電気代の中からお客様と折半して頂きますので」
金は一切かからないと。まあ調べるだけならいいか。どうせメリットがないと言って帰るだけだろうから。
次の日、技術の係りが来て調査することに。
彼らにすれば、中に入って調査さえできればもう勝ったも同然だったのだろう。
続く
(注)私たちは、電子ブレーカーの機能、性能、メリットなどを否定するつもりはありません。設置してよかった人もいるかも知れません。しかし、あくまでも私たち5人にとってはデメリットしかない不要のものでした。
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2021/4/3 7:00
鍵
先日、普及センターの先生が持って来てくれた資料。
農研機構の
生産者と技術指導者のための
トルコキキョウの立枯病対策事例集
フザリウムによる被害の様子と全国色々な対策をして効果をあげた事例が書いてあります。おそらく今考えられる最善の事例集。
同じ圃場に同じ作物を作り続けることで起きるのが連作障害だとすればその原因はこんなことかも。
何かが著しく多過ぎる。
あるいは何かがすごく少な過ぎる。
もしかしたら何かがひどく偏り過ぎているなど。
それを解決する鍵はこんな物かもしれません。
ダイヤル式の南京錠。
1つの数字だけをあわせても絶対に開かない。2つの数字でも。
3つの数字が全部合ったときはじめて開くというもの。
毎年色々な対策をしてもなかなか効果が出ないのは1つの数字だけを合わせようとしているからかも知れません。
連作障害を解決する鍵は開けられるのでしようか。
もしかしたらパラメータの数が3つだとか考える事自体、ものすごい思い込みかも知れませんが。
この事例集を見て、そんな事を思ったのでした。
山の上の映画館。手伝ってくれた人たちだけで楽しい落成式をとりおこないました。
楽しかったのでした。
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